日本をはじめ、世界中の様々な雪崩現象や落石現象について最先端の研究をしている、独立行政法人防災科学技術研究所のドクター・ナダレンジャーこと納口恭明博士を自然科学研究部にお迎えして、体験学習を行いました。

自然災害はなぜ起こるのか。どういったところで起こるのか。また、自然災害はなぜ大きな力となって私たちに降りかかって来るのか。非常に詳しい説明と実験キットを使って教えて下さいました。納口先生のわかりやすく面白いお話に引き込まれました。

納口先生が特許を取られている地盤液状化実験ボトル「エッキー」を使った、液状化現象についてのお話です。地震の振動で液状化現象が起こると地中のマンホールが浮き上がってくるメカニズムを、「エッキー」で検証しました。

耐震、免震、制振の違いについてのお話でも、実験キットを使って詳しく説明して下さいました。それにしても面白い！納口先生の説明は、詳しくて分かりやすいだけでなく、とにかく面白い！聞く人の心を引きつける話し方と演出に、とても感心しました。

他にも、津波、落石についてのお話もありました。どれも非常に興味の沸く話ばかりで、自然科学研究部の今後の研究課題がたくさんできました。小学生から社会人までの幅広い方々へ講演をしていらっしゃる納口先生ですが、高校生向けにしてくださった今回のお話は、物理学や地学を学びたいと考える生徒にとっては特に、ありがたい機会となりました。納口先生、非常にお忙しい中お越しいただき本当にありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしています！