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新着情報

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2011.06.18
行事・イベント部活動

第1回 自然観察会(筑波山)

自然科学研究部では、本年度より自然観察会を定期的に実施します。普段あまり気にとめることのない身の回りにある自然に触れ、目的を持って観察することによって豊かな自然環境について関心を持ち、自然環境、生態、植生についてを今後の研究材料とします。第1回目は筑波山山頂にある自然観察路です。

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土浦駅から筑波山口までバスで移動し、筑波山神社までのおよそ3kmを、徒歩で向かいました。

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あいにくの大雨もやみ、周囲を見渡しながら登るものの…体力的にキツイ上り坂でした。

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 筑波山神社の大鳥居に到着。いざ山頂へ・・・と向かうはずでしたが、震災のため通行止が解除されず、やむを得ず神社でお参りをし、ロープウェイで山頂へ向かいました。

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頂上には雲がかかっており、見通しは悪いものの、観光客や大学生などが多く来ていました。いざ自然観察路へ!

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 筑波山には、シダ植物以上の高等植物が800種以上もあると言われています。地理の先生から事前に伺いましたが、わずかな標高差で森林帯の移り変わりが見られるとのことです。その理由は、標高200~300mに、ふもとよりも気温が高くなる斜面温暖帯があること、筑波山が冷温帯林と暖温帯林の境界地帯に位置していることが影響しているからだそうです。特に筑波山の南斜面は女体山・男体山頂周辺が筑波神社の境内林として保護されてきたため、自然性の高い森林が残されています。筑波山神社の裏山付近は、スギ、モミ、マツなどの大きな裸子植物針葉樹や、アカガシ,シラカシ、シイ、ユズリハ、クリ、などのつる性の植物が密林を形成して暖帯林相を示しています。標高600m付近からは常緑広葉樹が少なくなりカエデ類が目立つようになり,だんだんと落葉広葉樹と変わります。標高800mを越すとブナなどの大木が目立ちます。

JS197 それにしても暑い!体力的にも相当鍛えられた?今回の自然観察会でしたが、次回はどこへ行こうか、夏合宿はどこへ行こうかなどの話で盛り上がりました。今回は参加できなかった部員もいたので、次回は全員で行きたいと思います。20名を超える部員で躍進する、今後の自然科学研究部に注目してください!

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