アイスホッケー部通信 11月号



  寒さが厳しさを増し、なかなか布団から出られない朝が続いておりますが
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
さて、今月は北海道遠征の様子をお伝えいたします。


関東大会日程表

国体ブロック予選組合せ

12月練習予定

 

 
  11月9日

    北海道遠征1戦目 対 苫小牧東

 

1P

2P

3P

合計

水戸啓明

1

0

0

1

苫小牧東

1

0

0

1


 北海道遠征初日第一戦目は苫小牧東高校さんと練習試合を行いました。立ち上がり相手の反則が多くパワープレーで先制できたものの、その後5対3のパワープレーが3回あったが、追加点を取れず1対1のまま1ピリを終えた。相手のプレッシャーが無いのにも関わらず、焦ってパックを無駄に相手に与えることが多く、丁寧にパスを繋げることができなかった。2ピリは、相手の状況を見ながらプレッシャーが無ければ積極的にドライブをしかけることで少し運動量も増え、シュート数で上回った。こちらのチェンジ際の隙を突いて何度かピンチになったことがあったが、キーパーを中心によく守り無失点で2ピリを終えることができた。
 3ピリに入ると相手のプレッシャーが早くなり、パスを読まれ出どころを詰められる場面が非常に多くあった。フォワードはレーンにいち早く戻ること、ディフェンスは相手の状況を見て、パスなのかドライブなのかを判断する力をもっとつけないといけないと感じた。結果は1対1の引き分けであったが、両校勝てた試合を落としたという印象である。PPでの得点率が低く、ブレイクアウトからエントリーシュートまでの一連の流れを練習しなければいけないと感じた試合である。

 
  11月10日
    北海道遠征2戦目 対 北海道栄高校

 

1P

2P

3P

合計

水戸啓明

1

0

1

2

北海道栄

1

1

2

4


 北海道遠征第二戦目は北海道栄高校さんと練習試合を行いました。先日行われた私学大会では3位に入るなど非常に力のあるチームです。立ち上がり相手のミスからしっかり得点でき先制点を奪うことができたが、次のシフトで失点。その後パワープレーが2回あるがどちらも得点できず。3対2の形で3番手を上手く使い、いい形でシュートまで持っていけたがこちらも得点できず、そのまま1ピリを終える。2ピリに入ってもお互い五分五分の展開。1ピリよりシュートの意識が見えてきたが、リバウンドを打てず全て単発に終わり逆に失点してしまった。3ピリはこちらのゴール前で何度もリバウンドを叩かれ失点。相手チームは体の大きい選手が多く、ゴール前のBOXアウトができず苦しい展開であった。また、フェイスオフを取られ相手DFからシュートでの失点もあった。
 全体的にディフェンスのギャップの詰めは良かったがダンプをされた後の展開(ルーズパックの寄りの速さ、ディフェンスのコミュニケーション、ブレイクアウトの選択肢の判断など)がなかなか上手くいかず苦しい展開となりました。






    北海道遠征3戦目 対 苫小牧工業高校

 

1P

2P

3P

合計

水戸啓明

0

0

1

1

苫小牧工業

3

0

2

5


 北海道遠征第三戦目は苫小牧工業高校さんと対戦しました。相手のフォアチェックに対応できず立ち上がりすぐに失点。先の2試合では1−2−2のフォアチェックに対し、そこまで苦しめられることはなかったが、苫小牧工業さんの2−1−2の速いフォアチェックにまったく対応できず、1ピリから3失点。特に第1ピリオドは勢いのある相手に対してシンプルに落ち着いてプレーすることが大切です。2ピリはお互いどちらも譲らない展開。シュート数もほぼ互角となり、2度ほど決定的な得点チャンスがあったが決めきれず。3ピリは相手のミスから得点できたものの疲れが出てきてまったく走れず、2点追加点を許し、1対5で負けてしまいました。
 
  11月11日
    北海道遠征4戦目 対 駒大苫小牧高校栄

 

1P

2P

3P

合計

水戸啓明

1

0

0

1

駒大苫小牧

0

1

1

2


 北海道遠征第4戦目は、駒大苫小牧高校さんと対戦いたしました。9月に行われた私学大会では全く歯が立たず完敗でしたが、2か月間練習してきた成果を発揮する時が来ました。あえて4戦目に試合を組ませていただいたのも、連戦で疲れている時にいかに集中して試合に臨むことができるかをチェックしたいという意図もありました。
 立ち上がりから駒澤高校さんの積極的なシュートに苦しめられるもなんとか体を張ってゴールを守り、逆にパワープレイのチャンスでディフェンスからのシュートで先制。攻め込まれる場面がほとんどだったが、1対1で負けることが少なく相手に得点を与えません。しかし、パックを奪ってからの展開ができず、第1ピリオドはシュート数が3対25と圧倒的な力の差をみせつけられました。
 2ピリに入るとすぐキルプレーで失点してしまうも、そこから集中力を切らさず最少失点で終えることができた。各上相手に失点してしまうといつも諦めムードが漂うことが多いですがこの日は違いました。一人ひとりが体を張ってゴールを守り、ポストに何度も助けられるラッキーなシーンもありましたが、諦めない気持ちが運も引き寄せます。
 3ピリに入り相手に追加点を許してしまいますが、1ピリ2ピリと違いシュート数が多くチャンスも何度か作ることができました。インサイドアウトを心掛けいい位置からシュートを打たさないように守りの意識が高く、その結果負けはしたものの非常に収穫のあった試合となりました。


 
  11月12日
    北海道遠征5戦目 対 駒大苫小牧高校

 

1P

2P

3P

合計

水戸啓明

0

0

0

0

駒大苫小牧

4

2

1

7


 北海道遠征第5戦目は、昨日に引き続き駒大苫小牧高校さんと対戦いたしました。この日は、立ち上がりから圧倒的なスピードとシュート&リバウンドであっという間に3失点。先日はポストに助けられる場面が何度もあり最少失点で抑えることができたが、この日はチャンスをしっかり決めてくる相手に手も足もでませんでした。1ピリを0対4で終えると2ピリ以降はこちらも相手スピードに少し慣れてきました。しかし、相手のニュートラルトラップをなかなか崩すことができず、シュートまで行くことができません。ゴール前のリバウンドを何度も叩かれる場面があり、これぞ駒澤ホッケーだというものを見せつけられた一戦でした。
 
  11月12日
    北海道遠征6戦目 対 苫小牧工業高校

 

1P

2P

3P

合計

水戸啓明

0

1

0

1

苫小牧工業

3

2

1

6


 北海道遠征最終戦は、苫小牧工業さんと再度試合をしていただきました。前回の試合と同じように勢いある相手の2−1−2のプレッシャーに対応できず苦しい立ち上がりでした。前回の反省を活かしてミーティングをしましたが、頭でわかっていても実際に試合をするとなかなか対応できません。チームで統一した目標を選手全員が試合を通して意識し、一回一回のプレーに集中できるかが大切です。しかし、2ピリ以降はシュート数もほぼ互角。いかにミスを少なくし、シンプルに攻め出し、少ないチャンスをしっかり決めきれるかが各上相手と戦う上で重要です。

 今回の北海道遠征では計6試合行い全敗は免れたものの1勝もできませんでした。個々のレベルの差(シュート精度・パックコントロール・パス制度・パックをもらう動き)、チームとしての共通理解、試合でのゴールやパックへの執着心、ゴール前やフェンス際の激しいバトル、全てにおいて勉強になる試合ばかりでした。実際に対戦した選手たちもそれを肌で感じたことと思います。目標としているインターハイベスト4以上に勝ち上がるには、常にこういった相手と対戦することを想定し、120パーセントの力を出し切れる練習を積み重ねなければいけません。練習は習慣づくりです。その習慣が試合の中の「ここぞ!」という時に発揮してくれます。選手一人ひとりがどんな目標を持って日頃の練習に取り組むか。これからが楽しみになった遠征でした。

 北海道遠征最終日は試合もなく帰りの時間まで余裕があったので、社会見学として北海道むかわ町にあるむかわ町立穂別博物館に行ってきました。各地遠征に行くと意外と面白い観光地があり、アイスホッケーだけでなくこういった経験も選手たちにとって非常に大切な思い出となることでしょう。
  また毎年お世話になっているホテル於久仁の社長さんよりお昼ご飯をごちそうになり、選手一同喜んでいました。ありがとうございました。アイスホッケーをすると色々な経験と様々な方たちとの出会いがあります。その一つ一つに感謝の気持ちを持ってこれからもアイスホッケーに取り組んでいってほしいと思います。

 12月14日〜16日に行われる関東大会、またその次の週に行われる国体予選関東ブロックまであとわずかです。
 選手一同、病気やけがをすることなくしっかりと準備をして、関東大会優勝、国体予選通過を目指してがんばりますので応援宜しく
 お願いします。

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